2010年04月26日 月曜日 22:21:38

中川堀の鯉.jpg 今日も良い天気なので遊歩道を歩いてみた。この遊歩道は排水路に沿って整備されたもので、途中にミニ公園があり子供たちが遊べる遊具やベンチなども設けてある。今日のように天気の良い日は、公園で子供を遊ばせるお母さんたちや、散歩(ウォーキング?)を楽しむ人たちなど多くの人たちが利用している。この排水路は幅員5~6mの排水路で、田んぼへ水を引くための農業用水路の役も兼ねていることから、この時期になるとダムから農業用水が送られてくるため一気に水かさが増える。堰がいくつか設けてあり、堰に近づくと“ガバガバガバッ”と大きな音とともに水が落ちていて、その水を観ているだけでも結構楽しい。

 そんな遊歩道を歩いていると、流れる水の音に混じって“ガバガバガバッ”という音がしてきた。堰のある場所ではなく、何だろうと水路を覗いて見て驚いた。そこには体長が50cm以上もある大きな鯉10数匹が群れながら、水路の流れを上っていたである。思わず持っていたコンデジで動画撮影をした。撮影していて更に驚いたのは、拙僧が撮影している群れ以外にも、少し離れた上流に別の群れが上っていたのである。足を早めて進んでみると、そのような群れを6つ確認できた

 この現場から3kmほど下に大きな河川があり、その河川に大きな鯉がたくさん生息していることは以前から見て知っていたが、ダムから放たれた農業用水の流れに上っていく姿は初めて見た。“鯉の滝登り”とはいうが、鯉は本当に急流や堰などをいとも簡単に上ってしまうすごいパワーの持ち主なのだと感心した。