細ッピーで鉛筆の様な体型、しかも自分は涙を浮かべるほどの我慢をしてまでも、妹のワガママを通してあげる “大人しくて優しい” 性格の “孫クンⅠ” が、「わんぱく相撲」 に自ら出場を申し込んだというのでその意外性に家族一同驚いていた。
 拙僧:「アイツ負けたら泣いちゃうんじゃないか?」
 父親:「そう思って心配している」
 そんな会話があったほど家族は、“孫クンⅠ” と格闘技は合わないと思い、心配もしていたのであるが・・・。
 愚妻と共に大会会場へ。
 既に会場に来ていた長男夫婦や孫たちと落ち合う。ようするに家族全員集合である。
 更に長男の嫁のご両親も、拙僧夫婦よりも先に駆けつけて来てくれていた。
 更に更に、次女夫婦と “孫クンⅡ” までもその後応援に。

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【  “孫クンⅠ” の勇姿? 】

  “孫クンⅠ” たち小学二年生の部が始まった。
 いくつかのグループごとにリーグ戦を行い、勝ち進んだ者たちが更にリーグ戦を行う。
  “孫クンⅠ” が出場する予選グループの試合開始。
 いよいよ “孫クンⅠ” が土俵に登場。相手は “孫クンⅠ” よりも肉付きが良い。
 行司さんの 「ハッケヨイ」 の声と共に両者激突!
 その瞬間、「えぇっ!」 と言う驚きの声が家族たちからあがった。
 一方、観客の中からは 「お~!」 というどよめきが。
 ナナナント、1.17秒の秒殺相撲。
 しかも “孫クンⅠ” の “すくい投げ” が決まったのだ。

【 1.17秒の秒殺相撲 】

 拙僧たちが待つ応援席に戻った “孫クンⅠ” は、満面の笑みで今の対戦を解説する。
 当然それを聴いている拙僧たちも満面の笑みだ。

 その後の対戦だが、二試合目は残念ながら黒星。三戦目、四戦目は白星で三勝一敗。
 四勝の子が代表で次のリーグへ勝ち上がり、残念ながら “孫クンⅠ” は “予選敗退” と成ってしまった。

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 「それにしても、あの “孫クンⅠ” がここまでやってくれるとは・・・、意外だったなぁ・・・
 ジイジとしては嬉しい限りである。

 さらに意外なことがあった。
 二年生の試合が終わり、参加者と大会関係者が記念写真を撮ったときのことである。
 予選敗退の “孫クンⅠ” は、事もあろうに優勝者が立つべき最前列の中央を陣取り、しかも大会の看板に肘をつき、更には両手で “まわし” にさげていた名札を広げてチャッカリと、記念写真におさまっているではないか。 (゚∇゚ ;)エッ!?

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【 オイオイ!そこは優勝者の・・・。 この要領の良さって、隔世遺伝? 】

 コイツいつのまにこんなに積極的に・・・、
 たくましく・・・、
 要領の良い男に・・・。


 でも、嬉しいね! (^∀^)