春の交通安全運動が始まった。
 拙僧は早朝から、拙僧としては実に20年ぶりの街頭指導に。

 日本の交通死亡事故者数のピークは昭和45年(1970年)で、全国で16,765人が交通事故で亡くなった。
 “このままでは20,000人超えは時間の問題だ” と、当時大きな “社会問題” に。
 そこから全国的に、警察を中心に国、県、市町村が一体となって交通死亡事故の減少に取り組んだ。
 その結果、6年後の昭和51年には “念願だった4桁(9,734人)” にまで減少。
 ところが昭和63年に再び5桁(10,344人)に。
 その後、平成7年まで5桁(1万~1万1千人台)が続いた。
 その頃、拙僧は交通安全の仕事に携わっていて、一向に減らない死亡事故に悔しい思いをさせられた。

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【 当地区の、今朝の街頭指導のようすです。】

 やがて平成8年に4桁(9,943人)に。
 そして平成13年(8,757人)
 平成15年(7,768人)
 平成17年(6,937人)
 平成19年(5,796人)
 平成21年(4,979人)と、
 年々、減少傾向が続き、
 ついに昨年(H28:2016年)、4,000人を割った(3,904人)。

 実にこの間、46年間。
 長かった。
 半世紀だよ。
 実に地道で、
 しかも終わりの無い仕事なんだな、

 交通安全の仕事って。


 もう二度と悔しい思いはしたくない・・・、
 のだが・・。