一昨日のTV番組でのことである。
 「電話で “117” にかけると何所(どこ)に繋がると思いますか?」
 ある深夜番組の取材スタッフが、街に出て若い女性にこのような質問をしたところ、
 「えっ?  “117” ?  何ですかそれ? 全然わかりません・・・」 との答え。
 “この娘(こ)、“117” も知らないのか。 そんな常識くらい覚えておけよ” と、拙僧は半ば呆れてTVの電源を切ったのだが・・・。
 話はこれで終わらなかった。

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 昨日になり、“まさか” のような情報が。
 そのTV番組を観ていた若い世代(と思われる)が、今まで知らなかった “117” を体験したいと思ったらしく、番組終了時あたりから “117” への架電が集中し、一時は “117” が繋がりにくくなる事態が発生したとのこと。
 ようするに、“今の若者たちのほとんどは 117 を知らなかった” ということのようだ。

 拙僧世代は、家の柱時計や自分の腕時計をアジャストするときには必ずと言って良いほど、“117” のお世話になったものだったが・・・。
 考えてみれば、今は電波時計やスマホの時計機能が常に正確な時間を教えてくれる。
 TVの時報放送だってデジタル放送に切り替わってからは、正しい時刻と放映画像に僅かながらタイムラグが生じることから、放映しなくなっている。
 今の若い人たちが “117” や “時報” を知らないのは無理もないのだ。


【 NHKの7時の時報 】

 この分だと、その内に “117” だって廃止に成るかもしれない。 
 日本人の身体に浸み込んだ、 
 あの軽快なリズム音が消えて無くなってしまうかも・・・? 


 ピッ、ピッ、ピッ、ポーン、 
 時報よ永遠なれ! (・∀・)つ