朝食を取りながら TBSの「がっちりマンデー」を観ていた。
キャプチャ2

 きょうは "旭酒造の桜井社長" が出演されていたからだ。
 旭酒造といえば “獺祭(だっさい)”
 数ある日本酒の中にあって、獺祭は今や超人気銘柄となっている。
 獺祭の櫻井社長が注目される点は、十数年前には年商2億円程度だった売り上げを、現在では100億円を超えるまでに会社を成長させた点だろう。
 櫻井社長の “奮闘史(番組の内容)” については、“TVer” で今日から一週間配信されているのでそちらを御覧下され。( 7/16 PM 0:00 現在まだ “準備中” に。m(__)m )

 で、獺祭だが・・・、
 現在、獺祭を代表する商品の幾つかを列記すると、
 *獺祭 純米大吟醸50
 *獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
 *獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
 *獺祭 磨き その先へ

 などがあげられる。

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【 「獺祭 磨き その先へ」 に添えられた櫻井社長のメッセージ 】

獺祭 磨き その先へ
【 「獺祭 磨き その先へ」 】

 と、ここで・・・、商品名を御覧に成って “何かお気付き” になられたことは?

 そうです。そのほとんどに数字が入っています。
 この数字は、酒米(さかまい)を精米する際の “精米歩合”というもので、数字が小さいほど精米する割合が大きくなる。ちなみに純米大吟醸とは、精米歩合50%以下のものと法で定められている。 

 獺祭の桜井社長は、この精米歩合に非常にこだわって酒造りをしてきた(と拙僧は思っている)。
 素人的に考えれば、
 「純米大吟醸を冠するには50%まで精米すれば良いのだから、何もそれ以上に手間暇かけて無駄な精米をしなくても良いのに・・・」 と思いがちだが、実はそんな単純なものでは無い。

 精米歩合を小さくするほどお酒から雑味が消え、喉に引っかからない、癖のないお酒に成る。
 更に吟醸香という、日本酒独特の果物に似た香りも発しやすくなるのだ。
 獺祭を評する人の “決まり文句?” のようになっている、
「フルーティーで、喉越しが良く、まるで水のようにスッと飲める」 という表現は、まさに櫻井社長が意図した(仕掛けた)とおりの結果(評判)となっているのだ。

 拙僧も、確かに獺祭は美味いお酒だと思う。
 しかし掛けた手間暇を考慮しても、獺祭は高価すぎるとも思う。
 「獺祭 磨き その先へ(720mL)」 は、22%以下(詳細は非公開)の精米歩合で、
32,400円
 最近知人と呑んだ「楯野川 純米大吟醸 極限 720mL(山形県酒田市)」 は、8%の精米歩合で、
21,600円。

楯野川 純米大吟醸 極限-1
【 楯野川 純米大吟醸 極限 720mL(山形県酒田市) 

 肝心の味だが、楯野川も雑味の無い清々しい味で、「獺祭 磨き その先へ(720mL)」 と比べても遜色の無い出来栄えだった。
 今までは、精米歩合にこだった銘酒造りで “獺祭天下” を築いてきた旭酒造だが、最近は少々情勢に変化が現れ出したようにも思える。

 「獺祭 磨き その先へ」、 
 櫻井社長の事だ、 
 きっと考えておられるに違いない。 


 “その先” の、 
 またその先までも。 


  精米に関する本ブログの過去記事にリンクを貼っておきます。