きょうは遂に大晦日(おおみそか・おおつごもり)。
 今年も拙僧には一年が過ぎて行くのが速く感じられて・・・。
 何でか解らないが、歳を重ねるごとに “時の流れ” が速く感じられてならない。

 ところで、昨日のブログに書いた “晦(つごもり)” についてもう少し。
  “晦(つごもり)” とは 「月籠り」 が転じたと言われている。
 旧暦の時代のこと(言葉)なので、毎月末は30日を超えることは無かった(月の大小が年によって変動するので、29日の月もあった)。
 なので30日(三十日 “みそか” )と言えば、必ず歴月最終日となる。
 歴月なので、その最終日である30日は “新月の前日” となり、月が見えない日であった。
 ということで、30日は “晦(つごもり「月籠り」)” と言われるように。

DSC02703-1
【 大晦日の年越しそば。 最近はカップ麺で済ます人もいるみたいで・・・。】

 で、大晦日と言えば “除夜の鐘”
 そこで除夜の鐘の “108” と言う数字について少し。
 6(眼・耳・鼻・舌・身・意)×3(苦楽・不苦・不楽)×2(浄・染)×3(前世・今世・来世)= 108で、この108は人間の煩悩の数だと言う仏教的な意味があるとか、
 また他には、12(月の数)+24(二十四節気の数)+72(七十二候の数) を足した数が108で、一年を表しているとの言われも。

 “晦(つごもり)” も、“除夜の鐘” も、 
 知らなくても困らない知識ではあるが、日本古来の大切な文化。 
 大晦日のきょうくらいは、復習しておかないと、 


 “時の流れ” が速すぎて、 
 その内に忘れられてしまう。 


 今年も一年 「雲水のひとりごと」 にお寄りいただき有難うございました。m(__)m  
 みなさん良いお年をお迎えください。ヾ(=^▽^=)ノ