帝国データバンクが最近発表した、京都府内の宿泊企業(ホテル・旅館:147社)の経営実態調査結果(2016年度実績)をニュースで知った。
 それによると、
 調査対象企業の全体の収入額は対前年比 4.2% の増
 対前年比増収企業の数は全体の 40.8% (60社) で 、前年に比べて 14.3 %減している。
 詳細な結果は省くが、“ある傾向” がチョット気になった。

1
【 京都かぁ~・・・。 早よう、また行とうおすなぁ・・・はぁ・・・、】

 ある傾向とは、
 年間収入規模が10億円以上50億円未満が12社あり、内7社(58.3%)が対前年比増収企業で、
 年間収入規模が5億円以上10億円未満が17社あり、内10社(58.8%)が対前年比増収企業と成っていて、何れのクラスも6割近い企業が対前年比増収という結果が出ている。

2
【 有名な俳優さんのご実家(京都)で造られているお酒(祇園東山地区限定販売品)で、】

 一方、年間収入規模が1億円以上5億円未満は84社あり、内32社(38.1%)が対前年比増収企業で、年間収入規模が1億円未満は31社中10社(32.3%)が対前年比増収企業と成っていて、年間収入規模が5億円未満では、対前年比増収企業が3割~4割弱に止まっている。
 なお調査対象147社の内、残り三社に関しては “A社” 収入規模320億円(前年度比0・2%減)、 “B社” 107億円(0・5%減)、 “C社” 80億円(63・3%増)という結果だった。

3
【 鴨シャブを喰いてぇ~! 】

 拙僧が言う “ある傾向” とは
 年間収入規模の大きい宿泊企業は “より増収化” が進み、それに対して年間収入規模の小さい宿泊企業は “減収化” の傾向にあるということだ。

 帝国データバンクでは、「(最近は)ホテルの開業や開発計画が相次いでおり、集客競争が一段と激しさを増す。勝ち組と負け組の二極化が進むのではないか・・・」 とのことだが・・・、

 宿泊業は “サービス業” の最たる業。 
 お客は “より良いサービス” を求めている。 
 苦戦傾向にある “年間収入規模5億円未満” の宿泊業さん、 

 「より良いサービス」 を更に追及して下さい。 
 絶対に “勝ち目” が出てきますから。