銀盤純米大吟醸2 東京での蕎麦の一件(7/17日ブログ参照)以来、“うまい蕎麦で、うまいお酒を飲みたい” という思いが増幅してきた。 拙宅から車で20~30分走れば、本格手打ちそばの美味しい店が3軒ほど在るのだが、何しろ、ここ数日の死者が出るほどの暑さでは、どこに出掛けて行く気にも成らない。

 こんなときの応急対策?として、スーパーにある比較的高価な乾蕎麦で間に合わせる方法がある。「二八そば」とか「十割そば」とかの種類で、パッケージに「茹で汁は蕎麦湯としてお飲みいただけます。」と書いてあるものなら大体ハズレは無い。ただし、200gあるいは2人前で300円程度の物で無いと、ハズレにあたるかも知れない。お値段も重要な要素である。

DSC02701 今夜の晩酌はこれで行くことにした。愚妻は、これら蕎麦選びのポイントは心得ているので、夕飯の食材と共に購入して来るように頼んだ。あとは蕎麦に合った日本酒選びだ。ストックしてある日本酒の内から富山の「銀盤」を選んだ。このお酒を選んだ理由は、味、香りが控えめで、それでいて辛口で切れが良いからだ。蕎麦のような繊細な味や香りを楽しむ食材には持って来いのお酒だ。余談だが「銀盤酒造」のお酒は、その高い品質に比べて値段が非常に低く設定してあり、コストパフォーマンスの高い良心的なお酒である。


そば膳 蕎麦つゆは、鰹と鯖の節でダシを取り、醤油・砂糖・みりんを熱した「かえし」と合わせる。拙僧はこのとき、甘みを押さえ気味にし、“ヤヤ辛味” に調整する。お酒と共に食すからだ。

 陽が落ち始め、少し風が出てきた。日中と比べて幾分凌ぎ易くなったPM5:15、“ビアガーデン雲水”に移動して晩酌を始めた。今夜は愚妻が “野菜の天ぷら” と “ナスの揚げ浸し” を作ってくれたが、まずは蕎麦で一杯。蕎麦の香りにお酒の吟醸香、サビの香りにダシの香り。「う~ん、日本人に産まれて良かったなぁ~!」

 今夜は少し飲みすぎてしまったようだ。