“木守”こと渡辺氏より連絡があり、7/7日のブログに書いた雲水の額のイメージがまとまったので、日曜日から創作に入るとの事であった。氏は、最近になって仕事の大量発注を受けたので多忙を極めていた。普段なら氏と拙僧は毎日のように連絡を取り合っているのだが、氏の多忙な現状を考慮して、拙僧からの連絡は遠慮していた。そんな状況下で、全くお金にならない拙僧の額を作ってくれるなんて、いくら仲の良い友だち同士とは言え誠にもって申し訳ない。
「最近、忙しいんじゃないの?俺のは後回しでいいよ!」と言う拙僧に、「“忙しい”って言ってるといつまでたっても作り始めないから、“この日に作る”って決めました。」との返事であった。責任感の強い彼らしい答えなのだが、睡眠も充分でない今の彼の状況を知っている拙僧としては、全くもって恐縮至極である。
親しく付き合っていても、拙僧はまだ彼の創作現場を詳しく見せて貰った事が無い。もちろん彼の工房には幾度となく立ち寄っているので、断片的な作業は見たことはある。しかし、どんな工程で?、どんな機械や道具を使い?、どの程度の時間を要しているのか?などなど、全く知らないのだ。そこで図々しくも、額作りの一連の作業を取材させて欲しいと頼んでみたところ、氏は快く承諾してくれた。
勿論その様子は、後日、ブログに掲載する予定である。ただし、渡辺氏がその前に過労で倒れなければ?